(本記事は慶應義塾大学ロボット技術研究会から提供頂きました。)
DesignSpark PCBのデザインをガーバ出力
Output>Manufacturing Plotsをクリックしてください。
プロットの設定
Settings for plotはDrill Data-Through Hole以外はすべてGerberにします。
Drill Data-Through HoleはExcellonを選択してください。
Layers、Settings、Positionタブの設定はいじらないで大丈夫です。
ただし、1つのレイヤに基板外形を入れる必要があります。1つレイヤを選択し(画像ではBottom Silkscreen)、Layersタブの[Board Outline]をYに、SettingsタブのUnplated Board Outlinesのチェックを入れます。
Gerberのセットアップ
Drill Data以外のレイヤを選択した状態でDevice Setupをクリック。
Plotting Areaは10 x 10cm以内の基板ならTo: 6.000 6.000などで。Excellonのセットアップ
Drill Dataレイヤを選択し、Device Setupをクリックしてください。
Drill TableはExcellonの設定と同じ範囲にします。
UnitsのDecimalも4にしましょう。
OKを押して閉じたらSettingsタブのPlated Board OutlinesとUnplated Board Outlinesのチェックを外します。
このチェックを入れとくと基板の外形情報がDrill Dataの中に入り、ソフトによってはNC DrillではなくNC Routeと認識されてしまうためです。
出力ファイルの確認
デザインファイルと同じフォルダ内にガーバファイルが出力されているはずです。
ガーバファイルはガーバビューワーで確認できます。
これで問題なく回路が表示されれば発注しても大丈夫でしょう。
ファイル名の変更
DesignSparkで出力した状態での拡張子は.gbrと.drlの2種類ですが、Fusion PCBへ発注する際はファイル名と拡張子を変更します。
以下のように変更してください。
Bottom Copper.gbr -> pcbname.GBL
Bottom Silkscreen.gbr -> pcbname.GBO
Bottom Solder Mask.gbr -> pcbname.GBS
Drill Data – Through Hole.drl -> pcbname.TXT
Top Copper.gbr -> pcbname.GTL
Top Silkscreen.gbr -> pcbname.GTO
Top Solder Mask.gbr -> pcbname.GTSpcbnameは以前は注文番号でしたが、最近はなんでもいいと思います。
発注
名前と拡張子を変更したファイルをまとめてZIPファイルにします。
以前はメールでデータを出しましたが、最近は変わったらしいです。
注文時にファイルを選択しアップロードします。詳しくはFusionPCBのサイトを参照してください。