バージョン6の新機能: カスタムショートカット
この機能は、ショートカットを独自に設定します。特にほかの基板設計ソフトウェアを利用している場合など、ユーザーに合わせたショートカットキーやホットキーを定義して、ツールをより簡単に素早く利用できるよう、DesignSpark PCBを設定できます。
カスタムショートカット機能の使い方
カスタムショートカット機能は、メインメニューのSettings > Customise から利用できます。
このカスタマイズダイアログを使ってDesignSpark PCBでよく使われるオプションのキーボード設定を変更します。一度、設定してしまえば、そのオプションを設定したキーやキーコンビネーションで利用でき、プログラムの操作をより効率的にできます。
最初にDesignSpark PCBをインストールしたときにはショートカットがあらかじめ設定されていますが、これはデフォルトの設定ですので、このダイアログであなた好みに設定を変更することが可能です。.ショートカットには標準キーボードのほとんどのキーを使うことができます。
ショートカットの作り方
1. Settingsメニューから、Customise...をクリックすると、キーボード設定ダイアログが表示されます。
2. 必要なコマンドのカテゴリーを選択してください。Filterを使って関係するコマンドのリストを絞ることもできます。このカテゴリー分けは、基本的にメニューの構造に基づいていますがいくつかそれ以外のものもあります。
All Commandを選択すると、システム上のすべてのコマンドが表示されます。これにFilterを利用して関連するコマンドを絞ることも可能です。たとえば、フィルターに"Copper"と入力してみると、これを含んでいるコマンドだけの一覧を見ることができます。割り当てたい機能がどこのカテゴリー含まれているかわからないときは、この方法を利用するのが簡単です。
Interactionカテゴリーには、DesignSparkのインタラクティブ操作のショートカットコマンドがすべて含まれています。
The Componentカテゴリーには、ライブラリでコンポーネントを編集するときに使われるコマンドがすべて含まれています。
3. Commandsリストから、変更したいコマンドを選択してください。Descriptionボックスに選択されているコマンドの解説が表示されます。なにかキーが現在割り当てられていれば、Assigned Shortcutsにそのキーがリストとして表示されます。
4. Press New Shortcut Key編集ボックスをクリックして、コマンドとして割り当てたいキーを押してください。ShiftやCtrl、 Altキーと組み合わせてキーを割り当てることも可能です。Press New Shortcut Keyボックスにその割り当てられたキーが表示されますが、その下にすでにそのショートカットがどのコマンドに割り当てられているかが表示されています。[Unassigned]と表示された場合は、まだショートカットキーが割り当てられていません。他に変更したい場合は、また違うキーを押してください。.
5. 選択したコマンドにそのショートカットキーを割り当てるには、Assignボタンをクリックしてください。キーが既に異なるコマンドに使われている場合は、そのキーは元のコマンドから削除され、新しい選択されたコマンドに割り当てられます。ショートカットキーは、一つのコマンドにのみ割り当てることができます。一方、一つのコマンドに対して複数のショートカットを定義することが可能です。
6. コマンドのショートカットを削除するには、まず、そのコマンドを選択して、Assigned Shortcutリストから削除したショートカットキーを選択し、Removeボタンを押してリストから削除します。
7. 割り当てられたキーを使う前に、必ずCloseボタンを押してダイアログを閉じてください。
デフォルトのキー割り当て
システムがはじめから用意しているデフォルトのキー割り当てがあります。Reset Allボタンを押すことで、このデフォルトの設定に割り当てを戻すことができます。
Reset Allボタンを押すことで、 DesignSpark PCBの5以前のバージョンの標準設定にキー割り当てをリセットできます。
ショートカットキーレポート
ショートカットキーの割り当て一覧のレポートをShortcut Reportボタンを押すことで出力できます。
ショートカットキーの保存と読み込み
Save、Loadボタンで現在のすべてのショートカット設定をファイルに保存、もしくはファイルからショートカット設定を読み込むことができます。これらのオプションは新しいコンピュータに移る際に、古いコンピュータから利用していたショートカットキーをコピーする際に利用すれば、キーをすべて設定しなおす必要がないので便利です。